11月23日四季の里にて木村真三博士による「子ども放射線教室」を開講

2011.11.23 wed

【スクールFUKUSHIMA!】では、放射線衛生学の研究者で、現・獨協医科大学准教授の木村真三博士を講師に招き、「子ども放射線教室」を開講します。

放射線量の低くない地域に暮らさざるを得ない状況におかれる市民も多い現在の福島県。
一様ではない汚染の中で、特に影響を受けやすいとされる子どもたちが、放射能に関する正しい知識を得、可能な限り被ばく量を減らす適切な対策を取れるようにする必要があると考えます。

この「子ども放射線教室」で、現在の福島の状況に立ち向かうための具体的な方法を、共に学んでいきましょう。

※今回の「子ども放射線教室」は、【キュリー学園初等部】と題して小学校3~6年生のお子様と保護者の方を対象に準備しています。兄弟姉妹がいる場合は対象学年外でも、保護者の方とご一緒の参加は可能とする場合があります。申し込みの際にご相談ください。
※放射線測定器をお持ちの方は、持参してください。
※定員に達し次第締め切りとさせていただきます。

日時:11月23日(水/勤労感謝の日)13:00~14:30
講師:木村真三(放射線衛生学者)
場所:福島市 四季の里(福島県福島市荒井字上鷺西1-1)
対象:小学3~6年生の子どもと保護者の方 20組
参加料:500円(会議室借用料・資料準備費として)

協力:太郎次郎社/環境生物化学研究所

REPORT

子ども放射線教室【キュリー学園】初等部21名が修了

11月23日、勤労感謝の日。スクールFUKUSHIMA!の一環として、放射線衛生学の研究者、木村真三博士による子ども向けの放射線教室を開講しました。 放射線の研究で名高いキュリー夫人にちなんで名付けられた【キュリー学園】の初等部として、福島県内の小学生21名とその保護者のみなさんが会場となった四季の里に集まりました。

前半は、紙芝居形式にまとめたイラストをもとに、木村さんが放射線の基礎的な知識を子どもにもわかりやすい言葉で解説。後半は、それぞれの親子に線量計を渡し、公園内で実際に放射線量を測定してみる、というフィールドワークを行いました。
最後にはもう一度会議室に戻って、実際に自分で測ってみて気づいたことを各自が発表し、キュリー学園オリジナルの修了証書が全員に手渡されました。

子どもも保護者も、自分たちで測定した数値を見て、どんな場所に気をつけた方がよいのか、納得しながら真剣に話しあっていたのが印象的でした。