ただようまなびや 文学の学校 The Drifting Classroom: The Art of Writing, Reading and Translating

2013.8.24 SAT~8.25 SUN

小説家の古川日出男が代表となり、出身地である福島県郡山市で、今年からはじめるサマースクール。校舎もないこの文学の学校に、どうぞ、この夏の一日か二日のあいだ、ご入学ください。

趣旨:

私たちはどうしたら「自分の言葉」を持てるでしょうか。2011年3月11日の東日本大震災の発災後、たとえば福島県はただひとつの大きな悲劇に見舞われたかのように語られています。実情はそうではありません。それぞれの立場で、みんなが、それぞれの暮らしのために日々を過ごしている。そこには前向きな戦いもあれば後ろ向きの苦闘もあるし、また、数々の小さな喜びすらあります。こうした当たり前のことを伝えるためには、私たち一人ひとりが「自分の言葉」を発信できなければなりません。そのために開校される文学の学校が、この『ただようまなびや』です。文学の言葉は、単に教科書や本に詰めこまれているだけではありません。日常を離れて、物語る言葉、歌う言葉、外国語から訳される言葉、社会の成り立ちを分析しようと試みる言葉、そうした全部が「あなたの文学」なのです。確固不動とした校舎もないこの文学の学校に、どうぞ、この夏の一日か二日のあいだ、ご入学ください。

概要:

小説家から詩人、シナリオライター、翻訳家、音楽家まで、それぞれのシーンの第一線で活躍する多彩な顔ぶれの講師陣が福島県郡山市につどい、広義の文学のための多彩な授業を行ないます。座談会、講演会、ワークショップなど授業の形態はさまざまです。「言葉は決してゼロから生み出されるわけではない」ことを実感してもらうために、英語から日本語への翻訳講座もこの学校の軸のひとつに据えますが、どの授業も対象は「高校生以上」と設定されておりますので、高校一年生の方から安心してご参加いただけます(*中学校修了レベルの英語力で可)。

公式サイト
http://www.tadayoumanabiya.com/
出演者: 古川日出男[小説家] 柴田元幸[翻訳家] 川上弘美[小説家]大友良英[音楽家]  吉田紀子[脚本家] 開沼 博[社会学者] 吉増剛造[詩人] SHINCO(スチャダラパー)[DJ・トラックメイカー]+ロボ宙[MC・ラッパー] 浜田真理子[シンガーソングライター]
料金: 無料
場所: こおりやま文学の森資料館・デコ屋敷本家大黒屋・ミューカルがくと館
主催: ただようまなびや実行委員会
後援: こおりやま文学の森資料館・公益社団法人 郡山青年会議所・プロジェクトFUKUSHIMA!
郡山市ひとまちづくり活動支援事業補助金活用事業