展覧会 PROJECT FUKUSHIMA!2021→ 再生とその先へ Playback / Play Forward

2021.11.13 sat~11.28 sun

参加作家
 アサノコウタ
 鉾井喬
 和合亮一
 spoken words project
 ほか

(映像出演)
遠藤ミチロウ 大友良英 和合亮一 坂本龍一 長見順 プロジェクトFUKUSHIMA!ほか

[新型コロナウイルス感染症対策について]
●マスク着用・検温・手指消毒にご協力ください。
●会場内の人数を制限しています。会場内の鑑賞者数に応じて会場の外でお待ちいただくことがあります。

 震災から10年となる2021年の終わりに、築80年ほどの古民家を会場にした小さな展覧会を行います。
 2011年、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故を機に活動を開始したプロジェクトFUKUSHIMA!は、以降毎年フェスティバルFUKUSHIMA!を開催してきましたが、新型コロナウイルス感染拡大の中、2020年は開催を断念。迎えた2021年は、10年ぶりに四季の里に「大風呂敷」を広げてフェスティバルを開催しました。
 本展では、活動開始当初から記録を続けてきている映像作家・美術家の鉾井喬の映像作品、詩人・和合亮一の言葉をspoken words projectの手で古着にデザイン・プリントした衣服の展示を中心に、新たなキュレーションによる写真とグラフィックの展示を通して、ネガティブに知られたFUKUSHIMAを文化の力でポジティブに転換することを目的に活動を開始したプロジェクトFUKUSHIMA!の、震災から10年の軌跡を俯瞰するとともに、次の10年を展望します。
 会場の「如春荘」は、戦前に建てられた大学の厚生施設でした。震災のあった2011年を機に使われることがなくなり、建物は傷みかけていましたが、市民の自発的な働きかけによって手入れされ、地域の交流の場として再生された経緯を持つ場所です。「再生とその先へ Playback / Play Forward」というテーマとも呼応するような空間での展示を通して、震災とコロナという2つの災厄を乗り越えて、市民自らの力で獲得、創造していく文化のありようを考えるきっかけになればと考えます。

主催 プロジェクトFUKUSHIMA!
協力 如春荘
文化庁「ARTS for the future ! 」補助対象事業